虎よ、何と鳴くのか、お前は

今、どうにも目の前のことに集中できないので、日記を書き始める。振り返ってみるとなんとなく一週間に一回ぐらい更新していることになる。去年は毎日のように書いていたのにな。昨日、雨が降りまくっていた中、「虎の館」チームで集まった。伊久磨さん、清…

神の手よ

2年くらい前に体調を崩した時があった。その時から、近所の鍼灸マッサージ医院に定期的に通っている。いつもお願いしているのはSさん、神の手だ。Sさんと雑談しながら、マッサージと鍼とお灸のフルコースを受ける。所要時間は60分。どれだけ身体が限界を迎え…

財布なくなった

一昨日まで遡る。新宿村LIVEに小屋入りした。で、明かり作りが途中まで終わって急いで出た。21時45分。下北沢で打ち合わせがあったのだ。西新宿から新宿駅まで早歩き、改札に着いて財布がないことに気付いた。劇場に忘れたような気がする。小銭入れを持って…

学芸会

朝から小学校で娘の学芸会を観劇。一年生の演目は「もりのおんがくかい」。今、僕が稽古している現場は22人の女性が出て来る作品だけど、「もりのおんがくかい」は一年生全員、なんと88人が出て来る。4倍だ。 娘はピアニカが演奏できる鳥の役に落ちて、花の…

ひとりごとへの愛着

小屋入りからバタバタしている内に、上演中のひらフルExtra edition「ひとりごとターミナル2017」が4日目です。早いわ。 ご来場下さった皆様、ありがとうございます。これからご来場予定の皆様、待ってますね。昨晩の公演が終わってから、初めて酒を飲まな…

これは、すべて、ひとりごと

ひらフル版「ひとりごとターミナル2017」の公演初日まで一週間を切った。残り少ない稽古日数だが、ビルド&クラッシュを重ねたい。昨日まで正解だったものが、今日は正解ではなくなる。昨日まで不正解だったものが、今日は正解に転じる。そういう作品かもし…

36歳のロックンロール

大学生の頃、どうしてあんなにもロックという言葉に侵されていたのか。読むもの、触れるもの、友人らとの会話に頻発した、ロックという姿勢。あれがなんだったのか明快な答えが出ないまま未確認飛行物体(UFO)やツチノコみたいに期待と希望を傘に、燦燦と君…

損したくない

一昨日、事務所から少しだけ足を伸ばし、三茶でラーメンを食べた。不味かった。で、昨日、観劇の帰りに中野でつけめんを食べた。不味くはなかったが美味しくもなかった。どちらもネットの情報をアテにした。 結果は2連敗だ。ただのハズレを引いたと言えばそ…

長い帰省はいつか終わる

長い帰省が終わり、東京に戻って来た。8月4日から今日まで11日間いたことになる。上京してから一番長い帰省だったかもしれない。かつて経験した夏を、もう一度なぞるような瞬間が何度もあった。傍らには娘がいた。僕にとっては何度目かの風景も娘にとっ…

実家のリビングの中心で

今週いっぱいは岐阜にいる。 昨日、奥さんは仕事で東京に戻ったので、実家には父、母、僕、娘。この4人での生活が昨日から続いている。不思議な形だ。まるで元気が止まらない娘の後を追って歩く、時に走るのは、父と母に任せ、僕は本を読むことに飽きると仕…

祖母はよく笑っていた

3日に祖母が亡くなり、故郷に帰って来た。 お通夜と告別式が終わった。 祖母のことを思い出そうとすると、今みたいに暑かった夏のワンシーンばかりが浮かんで来る。冷房の効いたリビングで祖父と祖母がテレビを見ていて、小学生だった僕は学校のプールから…

ラジオ体操は馬鹿にできない説

娘とラジオ体操に行くようになって一週間ちょい。毎日の朝6時起きが続いている。正直、クソつらい。目覚ましを掛けている奥さんの「起こし」がない限り起きられる自信がない。僕以上に、娘はもっと起きない。毎朝、一触即発のケンカのように起こし、一緒に歩…

禁断の多数決を聞きながら脱稿

「ゴールは自分で決める」先日、電車の中で見つけた予備校かなんかの広告にそう書いてあった。受験でもしそうな目で、36歳がボーッと見入ってしまった。自分で決めないとホンも永遠に書き終わらないわなと思ったばかりだったからだ。先週の日曜には完成さ…

禁断症状はやってくる

ここ一カ月、演劇の稽古がないので禁断症状が出ているかもしれない。たびたび仕事部屋に邪魔しにやってくる娘に 「おとう大変!火事だよ!」 というセリフをいかに本気で俺に伝えられるか…という芝居を稽古し始めたりしている。演技するということが全然分か…

絵本をやり出した

最近、また絵本を作り出している。キャラクターデザインとか絵を担当する川瀬さんと連絡を取り合い少しずつ進めている。物語は一気呵成に書いた。一気に書ける時は、その感覚を信じていて、立ち止まらずに書けたってことはその理由が絶対にある。絵本を何冊…

リズムが崩れている

生活のリズムが崩れていることには、とうに気付いていた。 こりゃあダメだ、という自戒。 立て直しをしなければ。 そういったものは月曜からだと決めていた。 今日という日をいかにしっかりとまっとうするか。 集中力を上げていきたい。 それだけを考えて、…

岐阜にも夏が到来していた

昨晩、台風が迫る中、ズボンがずぶ濡れになりながら打ち合わせへ。秋から始まるニコニコチャンネルの新番組「増田俊樹&畠中祐のTSK」。ご縁があって作家として参加させていただくことになり、プロデューサー&制作の方と3人で改めてビールを飲みながら、イメ…

海の上で見た「百円の恋」

昨晩、悪夢を見ていた。海で溺れる夢。これから寝ようとしていた奥さんに寝ぼけていた僕は食ってかかったそうだ。 明らかに小笠原諸島の海を怖いと思った実体験に基づく夢に笑うしかない。よっぽど怖かったのかね。そう言えば、行き来の船でiPadにぶちこんで…

予定調和ぶち壊れる

小笠原に来てから、毎朝まるでパトロールでもするかのように浜辺を散策している。娘に丸い石を拾って持って帰るという約束をしたためだ。丸い石など、簡単にないよ。次第に太陽が登り、うだるような暑さがやってくる。見晴らしの良い高台はいくつかあるが、…

2日目の敗北感

小笠原の朝は早かった。早々に目が覚めてしまい、陽が登り始める頃からメイン通りをウロウロする。何もないので、結局、海へ。ウミガメの産卵跡をみつける。 朝飯を食い、イルカがいる深い海へ。生まれてこの方、泳ぐのは得意だと思って生きてきた。が、僕の…

小笠原諸島、上陸。

きっちり24時間の船旅。遠過ぎる。道中、ブラジルへ渡った若かりし頃のアントニオ猪木になったような気分だった。 小笠原諸島に近づけば近づくほど、海の色が見たこともない青みになり、なんだかとてつもなく怖くなった。僕の知っている海ではなく、この海か…

票を投じて福となす

都議会選挙の期日前投票をするために、行ったこともないマイナーな区民施設に足を運ぶ。期日前に投票したことがなかったもんで、もっと事務的な感じで投票するのかと思っていたが、普通に投票日の流れと同じであることを知る。職員さん達は期日前に来るかど…

終わらない演劇を創るしかない

ドトールにて、ある青年とお茶をしながら今後の打ち合わせをする。これまでに何度か挨拶程度に会ったことはあったけど、しっかりと喋るのは初めてだった。礼儀正しく、自分のイメージをしっかり持っている所に惚れる。演劇の現場で僕一人では手が届かない所…

こんなことになる日もある

家で仕事することを選択した結果、娘にせがまれ近所の公園へと出かけることになった。帽子を忘れた娘に帽子を貸し、掛けていたサングラスを帽子代わりに頭に装着。もちろん、日よけにはならず。汗だく。野原を飛ぶトンボを捕まえて虫かごに入れる。申し訳な…

宿題は増えるよ

家を出る時、読みたい本を何冊か鞄につっこんでおく。けど、結局、どの本も1ページも読めずに帰って来ることが多い。荷物が増えて肩が凝る一番の原因がそれだ。それでもやってしまう。一日のスケジュールを考えたら分かるはずなのに、時間貧乏性のせいか、…

なにやら動き出す

公演が終わって劇団メンバーも、次の色々な活動に向けて動き出している。 フルタも下半期は舞台の仕事が立て続く。今日、ある人から依頼されていた短い戯曲を完成させた。フルタ丸の本番を挟んでいたので時間が掛かってしまったが、面白い構造のホンになった…

十五周年が過ぎ去りし

朝から近所のSPAへ。汗を流し元気になり、昼飯にトムヤムクンラーメンを食らい滝のような汗をかいた。SPAでの爽快感を無に帰した。家に帰り「俺は公演の翌日からバリバリやる男だぞ」と意気込んだまま、リビングのソファで寝落ち。さっそく使い物にならなか…

ゲネップラー古田として

劇場にインしたのは、もう一昨日のことだ。 昨日は場当たり、ゲネプロ(本番同様のリハーサル)と終わった。 かつてないほどに疲れたので、ゲネプロが始まる直前は口数が減った。しかし、不思議なものでゲネプロが始まると身体が動き出した。ゲネプロの神様…

あらすじに生きる

昼間は先々のことに手を付け、夜は稽古に勤しんでいる。 両者のバランスを取りたいのに、そうはいかない。バランスは崩れまくっている。大いに。連日の稽古もあってか、メンバーにも疲労の色が滲んで来た。本番一週間前ってのは、得てしてそうかもしれない。…

三昧な夜に三昧を。

フルタ丸は稽古三昧でヒーヒー言っている。 日常と非日常のグレーゾーンを出たり入ったりしている。一歩入るか、一歩出るか。そんな結界を。 5月が終わってしまった。まるっと一カ月。おそろしく早い時間が流れた。ここからが正念場で、メンバーたちも高ぶ…