虎よ、何と鳴くのか、お前は

今、どうにも目の前のことに集中できないので、日記を書き始める。振り返ってみるとなんとなく一週間に一回ぐらい更新していることになる。去年は毎日のように書いていたのにな。

昨日、雨が降りまくっていた中、「虎の館」チームで集まった。伊久磨さん、清水さんと僕の三人だ。この作品は、去年の冬と春に、東京と埼玉で上演した。

東京公演

埼玉公演

埼玉から一年半の時が経っている。その間も、舞台セットはずっと事務所に置いたままで、事務所で埃をかぶりながら床面積をかなり圧迫し続けている。しかしだ。この企画を始めた頃、ぼんやりと考えていたことが今になってピタリとハマり出していて、ちょっと怖くなっている。僕らが演劇を欲し、演劇が僕らに微笑んでくれまいか。そんなことを強く想い描く時、待っていたと言わんばかりに「虎の館」が動き出した。事務所の舞台セットも埃を吹き飛ばし、ガタガタと震え出した。おいおい、生きているのか。待っていたんだな。僕は何を隠そう、この作品が大好きで、ずっと台本を修正し続けていた。この一年半の間も、何回も読み直して、何回も加筆と修正を繰り返していた。大きな変更点もある。その内、また情報をオープンするかと思いますので、ヨロシクお願いします。

自分で仕掛けるものはリターンもリスクもダメージも常に100。そういう勝負をしないといけないと思いながら、日常に振り回される内にうやむやになっていた。ダメだ、こんなんでは。だもんで、ここでそれをやる。