「都会のナポレオン」「都会のシェイクスピア」

もうすぐ「梟の服-Owl Dress-」の稽古が始まる。伊久磨さんや清水さんと、しばらく会ってない。二人とも元気にしてんのかな。 稽古は一度、始まってしまうと、もう止まらず進む。9月15日は埼玉公演だ。およそ二週間。 昨日、台本の初稿が完成。これから、確…

自然は強制感が良い

北軽井沢キャンプが終わって数日。すっかりキャンプ熱が高まった僕は、年内にもう一度どこかへ行けたらと画策を始めている。寒い時期ならば寝袋も買わないと行けない。新しいクーラーボックスも欲しい。ネットで調べまくる内に時間が経っている。。キャンプ…

最高の気分に浸りました

「金足農vs大阪桐蔭」という画に描いたような決勝戦が決まった。漫画みたいに両校のドラマが幾重にも折り重なった一戦。高校野球の神様はマッチメイクのプロだ。そんな決勝戦は仕事で見られないことが分かっている。録画しておいて結果を知らぬまま後で観る…

自分による自分のための自分会議

東京に戻って来たら、自分の部屋に注文したテントが届いていた。 大きなテントを買ったら、当たり前だが組み立てる前の状態も大きい。 これが車に積めるかどうかが気になり、起きぬけでメジャーを持って車の荷台をチェックしに向かった。何かを測るためだけ…

帰省の夏が終了する

いま、デジタルであらゆることが進歩してるけど、花火っていうのは全く変わってないな。手持ちの花火に火を付けようとして、全然付かないじれったさとか、打ち上げ花火の導火線に火をつけて「にっげろー」と離れるせわしなさ。けど、ボタンを押して火の粉が…

三部作を、三週連続で

岐阜で過ごす夏のカウントダウンが始まっている。 土曜日には娘を連れて帰るので、あと3日間か。隣の関市に「マーゴの湯」というスパがあり、一人でそこの岩盤浴に出かけた。 ちょうど一週間前も来たので二週続けて来てしまったことになる。 それにしても岩…

時代に負けてんじゃねぇよ

約束していたプールへ娘を連れて行くことになる。 地元の市営プール。ネットで見る限り、まだ営業しているじゃないか。 小学生の頃、しょっちゅう来ていたが、あれから全く来ていなかった。所在地さえあやふやな記憶のまま車を走らせ、だんだん近づくにつれ…

ここが東京ラビリンスの入口

夜行バスに乗る直前まで見ていた『ラ・ラ・ランド』のことを想い出しながら、ロマンチックについて考えていた。あと、美濃で毎日のように見ているのが、この見ず知らずのブライダル映像。僕は、ミスチルファンでもなければ、この二人とは全くの赤の他人。け…

どこか遠い世界のものを作っているような気にもなる

帰省して六日目。 昨日、奥さんは東京へと戻って行った。 近くのバスターミナルまで車で送って行ったのだが、局所的な大雨でえらいことになった。10分前と10分後。道路に溜まる水の量がぜんぜん違う。車で走っているだけなのに、ディズニーシーのアトラクシ…

それは山里にある洋品店だった

朝、早々に車で出発した。 目指すは白鳥町石徹白にある「石徹白洋品店」。 美濃も田舎だが、ここからさらに北上した石徹白は完璧な田舎だ。 何を持って完璧なのかと言えば、圧倒的な緑の量と人口密度。 車で1時間半。晴れた、曇った、雨降った。一分おきに変…

好きなファッション用語はドレープです

実家の離れの倉庫、その2階に大きなダイニングテーブルがある。パソコンを開き、いろいろな資料を広げたままにして、帰省中の仕事部屋になっている。 その片隅に、すでにあった。 「梟の服」看板。今日は、登場人物のキャラクターについて整理を続けていた。…

想い出して来て、想い出して来る

帰省して三日が経ち、美濃の夏の過ごし方を想い出して来た。 朝から家族を連れて川遊びへ。川の水は清く冷たいが、慣れたらこっちのものだ。川に飲まれてる場合じゃない。むしろ、川を飲んでやるんだと自分に言い聞かせる。 気温が上がり日差しが強くなると…

やってくる音楽

作品を創っていると、その世界観とマッチする曲が聴きたくなる。直接的に作品に使わなくとも、創る自分を盛り立てる音楽として聴くことがある。往々にしてある。要するに応援されたいのだ、音楽に。で、その作品にいかにも合いそうな音楽っていうのが、音楽…

非日常から日常へ降りる

フルタ丸の本公演が終わって、いつの間にか37歳。自分の精神年齢に自信が持てないまま生きて来たが、いよいよ本格的に自信がなくなってきた。みんな、そのへんどうしてるの?一つ言えるのは、間違いなく僕が子供の頃にイメージしていた37歳の精神ではな…

演劇おじさん

36歳。もうすぐ37歳。 僕は着実に演劇おじさんになりつつある。 色々な所で色々な形で色々な演劇に関わらせて頂くようになっても、 劇団の本公演だけは劇団を始めた大学生の頃に戻る。マインドが。 準備をしている時、稽古をしている時、あと何回稽古できる…

本公演ってナンだろうか、雪降る祝日に。

劇団のことを書き始めたら書くべきこと、書きたいことはきっと山のようにある。 メンバーとは昔ほどは、年中、顔を突き合わせているわけでもなくなった。 会議やら何やらで定期的に会っている方だとは思うが、それでも4年くらい前までの狂ったように劇団公演…

三月の散文

下北沢の事務所は、まだ底冷えがする。 今日もストーブを付けて、一昨年に上演した『ビッグマウス症候群』の平野BGMをエンドレスリピート。平野さんの曲は定期的に聞きたくなる。なんでこんなにも良いんだろうか。優しさと追憶と希望。全部入ってる。おま…

エイジング真っ最中の我々

今、激烈に世の中に疎くなっている。メジャーリーガーだった青木がヤクルトに復帰したことも知らず、聞いて驚いたばかりだ。プロ野球の話はさておき、気付けば「虎の館」の稽古も佳境に入った。 昨日は稽古場に舞台セットを運び込み、その中で稽古を試みた。…

禁断の後記。そして、虎へ。

ひらフル「禁断のボーダーライン」が終幕。ご来場ありがとうございました。 終わったので、少しだけ後記的なものを。今回、国境線というテーマで演劇を作ることになり、国に翻弄される人間のドラマになった。自分が書きたいのは人間ドラマであり、右往左往す…

新春Oasis

何かしら台本を書いている時は、テーマ曲を勝手に設定するというやり方がある。 迷いが生じたら、1つの指針になりうるからだ。 けど、そんなテーマ曲が見つかる時もあれば、見つからぬままガシガシと書き進める時もある。 そういう時、たいてい僕はOasisを聴…

2017去り行く

娘が父や母と戯れるのを横目に、 早いのか遅いのかワカラナイ時間が流れて、 僕は僕で夕方になると急き立てられるように走っている。 こんな色の空の下をゼーゼー言いながら、今年も全く痩せなかったなと思う。 一年が終わっていく。 しっかし、飯が美味い。…

フルタ丸流行語大賞2017

12月の劇団会議はやることが多い。本当に多い。ここにイチイチ書いてられないくらい多い。今年も、思った通りの劇団会議だった。 今、フルタ丸は自分たちのことを再定義しようとしている。そのための言葉を探している。自分達が何者なのか。劇団のことを第…

22人→1人

22人の女優達と作っていた舞台が終わったのが一週間前。最近、何をしているかと言えば、やはり稽古している。今、やっているのは「おはようインコさん その4」。いつもインコさんと二人で稽古場に缶詰状態。22人の女優→1人のコメディアン。当たり前だ…

もう観念した

ずっと買い替えてないものには寿命が来る。 とりわけ、僕はふだん使わないものは買い替える発想すらないまま生きている。 その一つがフォーマルな革靴。基本めったに履かない。というか、ほとんど履かない。唯一持っていた黒い革靴は実家で法事の時に靴底の…

ダブルヘッダーの季節到来

台本が脱稿したら、12月の舞台の稽古が始まった。女性キャスト22人でお送りするので、稽古場の人口密度が高い。まずは本読みからじっくりスタート。時間を掛けて進めたい所だけど、スケジュール的にあまりのんびりしてられない。かなりピッチを上げてい…

ワタシの変化を逃がさないで

カズオ・イシグロみたいなタイトルになってしまった。 この前、友人と娘の話になった。僕の口をついて出た言葉は「子供は…面白過ぎる」という結論だった。生まれた時、薄々感じてはいた。わりとすぐに確信に変わった。劇団のお知らせDMに同封している「底辺…

梟の絵を買う土曜日

絵描きでもある、知人の芸人から絵を買いました。斉藤マサツグという男です。 彼が始めた「プライスミー」という絵とモノの物々交換の独自サービスがオモロくて、昨日のラジオにゲストでお呼びして一部始終を放送した。 一対一で話しながら刺激を受けた。 元…

長野でやりたいボーイ

一泊二日で長野へ行って来た。書き掛けの台本が気がかりだったので、クソ重いノートパソコンをカバンにつっこんで家を出た。昼頃に着いて、教えてもらった蕎麦屋でそばを食い、完全に満たされて近くのカフェに入った。するとオシャレな若い女性達が雰囲気良…

同世代からの影響

自分が影響を受けて来たものは、だいたい年上の憧れだった人やモノや作品だ。常に、上、上、上ばかりを仰ぎ見ていた。とーぜん、今もその憧れは続いている。簡単に消え去ったりしない所を見るに、こりゃもう死ぬまで憧れが続くんだろう。時には年下の世代も…

風通しを考える

事務所の窓を開けて換気をする。人間関係も思考も、やはり換気が必要だなと思うことがあった。風通しが悪くなると、色んなものが停滞する。湿気も溜まる。良くないね。話は戻って、窓を開けると柿の木がある。手の届く位置に一本。今年も、その木に橙色の柿…