自分による自分のための自分会議

東京に戻って来たら、自分の部屋に注文したテントが届いていた。

大きなテントを買ったら、当たり前だが組み立てる前の状態も大きい。
これが車に積めるかどうかが気になり、起きぬけでメジャーを持って車の荷台をチェックしに向かった。何かを測るためだけに出かけるなんてことは、普段ない。ただそれだけのことが豊かに感じてしまった。もうキャンプは始まっているのだろう。

疲れが抜けず、朝ごはんを食ってから昼まで再び寝て、ようやく始動。事務所に行き、台本に手を付けずぼんやりと考える。なんとなくYouTubeを見たりしては、またぼんやりと考える。それを繰り返す内に、だんだん気持ちが高ぶって来た。たった一人、扇風機の回る事務所でエモーショナルになる。その時点で今日という日の価値は充分あった。その勢いのままに、今思ったこと、思い付いたこと、これだあああ!となったものを書きつける。感情を筆圧に乗せ、誤字脱字含めて書き残さないと落ち着かない。これはたまにある自分会議。自分による自分のための自分会議。自分への質疑応答。質問するのも自分、答えるのも自分。悩むのも自分。解決するのも自分。先送りにするのも自分。いや、待て先送るなと止めるのも自分。自分、自分と書きすぎだ。