朝から宮崎駿を浴びる

テレビ放映で見逃してしまった「終わらない人 宮崎駿」を早朝から見てしまう。

3年前に長編監督の引退をしたところで、何も変わってない生活ぶりに密着していた。
映画作りが一番楽しいことを分かってしまっているから辞められない。この3年間は、いわば、辞められないことへの苦悩でもあったんじゃないか。
それはきっと映画が作りたいという湧き上がる気持ちとも別で、それをしていないと生きてられない。生きている自分を許せない。そういう次元の話。「終わらない人」じゃなく「終われない人」だと思ったし、僕はむしろそっちの方が格好良く思える。


あと、宮崎駿のドキュメントを見るたびにいつも思うのは、妙に詩的な言い回しをする瞬間が、画になること。個人的に、今回の一番は、


「まだ血の雨は降ってない」