百段階段

東京に住んで15年くらい経つのに、まだまだ知らないことだらけでスイマセン。
よく仕事で目黒へ行っているのに、目黒駅から近いところにある目黒雅叙園に行ったことがなかった。
行こうと思ったきっかけは、美濃市のあかりアートが「和のあかり×百段階段」に参加しているということを知ったから。そのあかりを美濃市から展示しに来たのが、僕らが美濃公演で超絶お世話になったワタナベ工芸さんだったからに他ならない。

ありましたよ。美濃和紙とあかりの競演。目黒で見られるとは思わなかった。日本を代表する大きなお祭りのあかりと対等に渡り合っている。完全に僕は励まされたような気分になりました。

そのあと、チケットを買い、すげぇかっこいいエレベーターに乗って3階まで移動。そこから百段階段は始まっていた。

昭和10年の木造建築で、目黒の地形を利用した100段の階段で7部屋を有する建物。東京都指定の有形文化財。すべての部屋に当時の画家による絵と創意工夫がぶちこまれている。そこにさらに和のあかりの展示をぶちこんでいる。もうぶちこみまくっているのだ。昭和とあかりの食い合わせが絶妙で一日中いたくなる。

夏が終わるまでやっているので、終わる前にもう一回行きたいくらい。手軽に異空間へと迷い込みたい人におすすめ。