夏の散文

今さらですが、「バケモノの子」をDVDで借りて見た。と思ったら、来週テレビでやるらしい。悔しいニアミス。熊徹の役所広司が素晴らしく良かった。声と演技が縦にも横にも奥行があるように感じた。それが一番印象に残った。

それにしても、眠気に対して踏ん張りが効かない。DVDも一発で見られた試がない。見てる内に寝てしまう。もちろん一発で見られる時もあるが、1週間のレンタル期間で毎日30分ずつくらいに分けて見ていることもある。目の前のことを諦めて寝るという選択をするとき、罪悪感がなくなってきた。人間、寝た方が良い。
これも暑さと無縁ではない。確実に夏はじりじりとど真ん中にやって来ている。事務所の冷凍庫にはアイスクリームを完備して、仕事の合間に食べてる。これも罪悪感がない。そろそろスイカバーに手を出そう。

夕方、下北沢で演劇を見た。国分寺大人倶楽部の解散公演。観ながら、自分もいる小劇場について考えた。小劇場はどこに繋がっているのか。僕らは途中にいるのか、それとも小劇場にいるから僕らなのか。これはもう堂々巡り。解散公演の千秋楽だったけど、カーテンコールの最後までアッサリしていて、それが劇団の美学と相まっていてグッと来た。