話は全く尽きなかった

美濃祭りから、朝が始まった。
久しぶりに見る花みこしに驚愕する。
その大きさ、ピンクの鮮やかさ、弾むようなうねり、楽しそうな空気。

ちゃんと見るのは久しぶりで、たぶん20年近く見てなかった。
上京してからは、この時期、美濃にいることもなかったのだ。
美濃町を歩いていると、次から次へと同級生や先輩に会う。
みんな祭りに参戦している身で、僕は観客。邂逅に喜々とした。


夜は高校時代の篠田先生とお会いする。
先生の授業を受けたことはなかったけど、この度、頼れる先輩の大地君を介して会うことができた。実は、篠田先生は僕と同大学の同学部、同学科、同専攻であることが判明。
年齢は30歳くらい離れているけど、直系の大先輩でもあった。
(ということを、つい最近まで知らなかった)
僕が大学時代に習っていた教授達が軒並み、篠田先生の後輩に当たることも判明。
話せば話すほど面白く、岐阜県の話とか演劇の話とか全く尽きることなく、1時間くらいのつもりが、気づいたら5時間半喋っていた。
当然、今日も声が嗄れた。


こんな夜もあるんやな…という充足感に浸った。