冷戦イルミネーション

先ほど、夜のジョギングに行こうとしたら、娘に言われた。


「おとーちゃんが警察に捕まってしまう」


僕が外へ出ていこうとするのを泣いて止める。
奥さんから、不審者に見えないようにちゃんと着替えて行くべしと言われたことに端を発する。
心配されるのは嬉しいが、理由が理由なだけに微妙な気分だ。
職質されることもなく無事に帰って来られたので、こうして書けている。


夜のジョギングは、クリスマス仕様のイルミネーションをキメまくった住宅街を通るのも楽しい。向かい合った家同士がお互いに光りまくっているのを見ると、無言の闘いを感じる。互いに核を武装する大国のように、毎年一つずつイルミネーションが増えてしまった結果ではないか。
それにしても、あのサンタクロースが壁をよじ登り、コソ泥のように家に入ろうとしているやつ、いつから流行ってんだろう?


うちにも、もうじきクリスマスツリーが飾られるらしい。