不便を雄弁に語る

ノートパソコンを修理に出したまましばらくが経つ。
1週間で戻ってくるはずが、急な部品の欠品とやらで1カ月。
まだ十日間くらい手元には戻らない予定だ。
ものすごく不便だ。
打ち合わせに行くにも鞄は軽い。
ノートと筆記用具と資料だけを持ち運ぶ。
大学生みたいだ。
それと外で仕事ができない。
自宅でもできない。
仕事をするのは、デスクトップのパソコンがある下北沢の事務所のみ。
今もそう。
そんな生活に慣れたらラクかと思っていたら、とんでもない。
不便極まりない。
その時、すぐに手を付けられない仕事があるのはストレスになる。
何度も新たにパソコンを買おうかと思ったけど、半ばもう意地になっている。
ここまで待ったのなら修理したものを使おう。
そういう意地だ。
誰も得しない意地だ。
しかし、人生悪いことばかりではない。
今日、近所のツタヤに行ったら、「月額会員」というそのツタヤ限定のサービスが始まっていた。


「一カ月1000円で、旧作に限り一カ月借り放題」


マジか?
話を聞けば、どうやら20本までという制限があったけど、それでも一本あたり50円だ。
充分安い。
しかも31日32泊の間、借りれるという。
借りた日から一か月返さなくても怒られない。
ほとんど私物じゃないか。


年内は、人から薦められたまま、まだ観れていない映画をちょくちょく見たい。