8月のブレーンバスター

帰省は、妙な疲れが体に残る。
東京に戻って来た昨日も今朝も、だいぶぐったりしていた。
我が家では、ユンケル皇帝液が最もキマる合法ドラックとして通っている。
奥さんが隠している戸棚からイッポン取り出して、2秒ぐらいで飲み干した。
なんとか闘う気力を補充し、娘の追手を振り切り、机に向かう。
来週には発表できるはずの10月舞台。その台本をぐいぐいと進めた。帰省中から手を付けていたモノは書きあがったので、次のモノへ。しかし、ここでタイムアップとなり、藤沢へ出発。
週一のラジオは、夕方に忍び込んでくる。
なるべく時間に余裕を持って、レディオ湘南の局から近いベローチェに入ることにしている。一週間に1回、この時間を大事にしていて、できれば1時間半はここに居たい。贅沢は言わないので1時間でもいい。ここで物事を考えると、だいたい良いアイデアが浮かぶ。世間的に言えば、パワースポットか。科学的な根拠はないけど、リラックスできる。あと、ケツにラジオの生放送が控えているという時間的制約が自分を奮起させている気もする。
ラジオ後は目黒へすっ飛んで行き、某作品をコミカライズするという打ち合わせ。しばらく、漫画のことを真剣に考える日々が始まる。打ち合わせ中に食べた羊肉が美味かった。
気付けば、8月が折り返した。プロレス技で言えばブレーンバスター。あの空中に止まっている時間帯が、今。ここからの後半、あとはマットに叩き付けられるだけだ。受け身をしっかり取りたい。