プロジェクトへのラブレターみたいなもの

最強の二人芝居プロジェクトの稽古が始まっている。
タイトルを『虎の館』と言うんだが、とても気に入っている。
キャストの一人である山田伊久磨さんも「いいですねぇ」と破顔。
フルタ丸の清水さんは何も言ってなかった。あの人は、ひたすらゲスいばかりだ。
でも、いつまでもゲスいだけでは生きてられない。
3人での稽古場はヘンな感じがする。
3人しかいないようで、3人もいる。どちらも感じる。
休憩を取れば、清水さんは1人でタバコへ出る。
けど、すぐに帰ってくる。
スパスパと3回くらい吸えばもう満足らしい。
あまりに早いので、吸ってないんじゃないか疑惑さえある。


自分の作る作品は常に最新作が一番面白いと言われたい。
これは願望であり欲。
ということは『虎の館』こそが、今、自分の最高傑作であると言い切れるものにしたい。


あと、お金の話も書いておこう。
演劇を作るためには金がかかる。
当たり前だが、稽古場を借りるのにも金がかかる。
でも、その辺もいったん度外視したい。
上演が決まってないということは度外視せざるを得ない。
本当に面白いと思うものを作るということ自体に、一番の重きを置く。
そういうことがしたい。


この企画自体、先のことを考えるだけで真夜中に走り出したくなる。
無性にワクワクする。
何でだろう?
二人芝居というスタイルの持つ機動力か。
その機動力演劇が、自分にかかっているからか。
たぶんそうで、自分次第でいかんともなる。
己の裁量でやることの醍醐味。
もっと風を吹かせたい。
皆さんに知って欲しい。
まず、あなたの友人に、いきなり「虎の館」とメールしてほしい。
LINEでもいい。
その友人が「は?」と聞いてきたら、「最強の二人芝居だ!」とお伝え頂きたい。


今夜もワクワクしている。このまま、僕はワクワクさんになってしまう。