美徳と得

さっきから考えていることは、フルタは稽古がしたいということです。
寝ないとあかんのですけど。
今も台本を開いて、セリフをカットし始めた。
蛇足を、僕の業で書いてしまったセリフを捨て始める。
こういうものが見えて来るのも、この時期。
書いたすぐは残念ながらわからない。自分の作品に盲目なので。
演出目線で削りたいところ、作家目線で守りたいところ。
その2つは、いつもせめぎ合う。だいたい、そういうもんなんですかね。
同業者と話すことが皆無なので、誰か教えて。


それにしても、こんなに稽古に恋い焦がれるのは、久しぶり。
今日は森谷里美さんのラジオにゲスト出演させてもらい、その後、稽古場で「れポたま」さんの取材を受けた。
どちらも聞かれて話す内に、いろいろと見えて来るものがありました。
人間、声に出してみることで、思考の整理が強制的に進むんだなと改めて開眼。
何でも言うのが良い。
秘めるという美徳は、あんまり得がないのかもしれない。
と、最近思っている。
これも、時代なのかしら。