恩師

フルタ丸の公演をいつも観に来て下さる大学時代の先生がいる。
M大学のT先生(演劇)とS大学のM先生(アメリカ文学)。
僕は勤勉な生徒ではなかった。
いかに要領よくやって最短距離で卒業しようかと考えているような奴であり、
学生時代の後半の記憶は、演劇と上手くいかなかった恋愛の記憶しかない。
大学を卒業して10年以上経つのに、公演を見に来て下さる。
こういう世界に足を突っ込んでしまったんだから、自分もそういう60代になりたい。
今はまだもう少しがむしゃらにやらせて下さい。