舟のゆくえ

昨日はフェイスブックのアカウントを誰かに乗っ取られてしまい
よくわからんメッセージを色んな人に送られる…という非常に迷惑な行為に
みまわれた。腹立たしいこと、この上ない。ファック!
ヘンテコなメールが届いた皆さん、本当にすいませんでした。


夜は事務所で、メンバーの一部と集まって飲んだ。
参加者は、俺、宮内くん、工藤くんのメンバー3人。
冷蔵庫に溜まったビールを飲んでしまうぞ、と息巻いてスタート。


色々と話す内に、なんだかんだでフルタ丸の話になる。
3人で第12回公演『ガイライ魚』のDVDを見直し始める。
ビールが進む。ウインナーが美味い。


途中から、仕事帰りのじむがやって来た。かつてのメンバーである。
手には王将で買い込んできた餃子。
じむに会ったのも久しぶりだった。
餃子を食いながら、色々な話をする内に
最終的に4人で、第11回公演『あたらしく別館をつくろう!』のDVDを見直してしまった。



じむは名優だ。
あの頃は気付いていなかった側面に、今になって気が付いた。
これは、この前、和田っちとDVDを見返しながらも出た、一つの結論めいたものだった。
それにしても、公演のDVDってやつは、5年寝かせると何かあるね。
発見がある。劇団は五年一昔。
あの時から今に掛けて、手に入れたものもあれば、失ってしまったものもある。
それはDVDを見ながら痛切に感じる。いや、感じた。
表現に正解はなく、過ぎ去れば何が正解だったのかなんてことも、誰にも分かりやしない。
ってことは、結局は「今」しかない。「今」こそが偉大であり、「今」からしか始まらない。

フルタ丸は一二年目である。
舟はまだ動いている。