予告ホームラン

いま、やりたい演劇のアイデアがある。
作品への取り組み方、作り方自体を、これまでと抜本的に変えるもので、やるからには覚悟が要る。
僕にも役者にも。
でも、考えれば考えるほどやりたいなぁ。
阿呆な側面があるから尚更なんだ。
演劇を普通にやるのが、もうね退屈であるし、興奮しなくなりつつある。
興奮しなくなったら終わりじゃないですか。
惰性で演劇と付き合い続けるわけにもいかない。
フルタ丸でチャレンジング興行をやって行こうという考えは僕が出したものじゃなくて、制作の大作が言い出したものだった。
あれはとても良いパスだった。それを今でも大作に言う。感謝している、と。
第3弾「共演NG」も、現時点でどうなるか分からない要素があって、そこがむちゃくちゃ怖いんですが、楽しみで仕方がないというアンビバレント
その瞬間をまず稽古場で体感、目撃する日が、その内やってくる。
僕は特等席で見ますよ。あちゃーと思うのか。おお!って思うのか。それも分からないんですよね。現時点では。おお!を目指す。
フォアボールでもいいから塁に出たいとは思わない。
ホームランだけを打つために打席に入りたい。
それは偽らざる気持ちであります。