カエルの話

娘にせがまれて
寝入り時の創作話を頼まれることがある。


オーダーは「カエルの話」


ざっくりしている。
それでも、カエルが登場する話を考えて聞かせる。
もちろん即興だ。
だいたいストーリーにウンコが出てくれば喜ぶので
ウンコをたくさん登場させていたら喜んでいた。


こりゃあ、楽勝だな、と思った。


だから、せがまれる度に、いつも似たような話ばかりしていた。
ある日、あんなに喜んでいたはずなのに「つまらない」と言い出した。


物語るテンションを変えてやってみても、評価は変わらず。
娘は厳しかった。


そして、凹んだ。


手を抜いていることがバレたんだと思う。
真剣に考えるしかないか。


次回作「テン・カウント・ゴング」にフルタは出ないが、
ボクサー風の写真。きむけんが撮影してくれたやつだ。


というわけで、
役者の皆さんの味わいある稽古場風景が載ったパンフレットを
劇場で販売します。
僕のコラム、出演者のコメントやインタビューなど、
読み応えあるかと思うので、観劇の記念にどうぞ。数量限定。