俗に言う、デッド or アライブ

パラレルは3日目が終わった。
あと4ステージを残すのみとなった。
折り返した途端、急にオワリが見えてきた。


パラレルの魅力を自分で言うのはヘンかもしれないが、
端的に言うならば、
役者がお客さんと刺し違えるつもりで舞台に上がっている。
という張りつめた一線があることかもしれない。


こんな種類の演劇をずっと作ってみたかった。
激しい演奏をするロックバンドにも
巨額を投じたハリウッド映画にもできない、
小さな劇団による演劇にしか許されない圧倒を携えて。


この作品の方法論(演出)は、きっと商業演劇には向かないし、
タレントを抱える芸能事務所からは「ふざけるな」と言われると思う。


だから、僕としては非常に痛快なんだ。


そして、その痛快な気分を
お客さんにも感じてもらえている。


「嬉しい」以外にない。


今日も初心に立ち返って、「パラレル」に挑む。