勝ち方

家族で横浜スタジアムへ。
ここで野球を観るのも、優勝を決めた2年前のあの時以来。
現在、中日ドラゴンズは4位、相手となる横浜ベイスターズは5位。
こいつは完全に消化試合だと思っていたら、わりと混んでいたことに驚いた。
3連休の最後を野球観戦で締めくくる人も多かったらしい。
いろいろワケあって、横浜の応援席側(一塁側)で観戦することになった。
しかし、自分はバリバリの中日ファンだ。
ゴリゴリに居づらい中で、戦況を見守る。もはや関係ねぇと思い応援も。
点差は開かなかったが、エラーが何度も絡むような大味な試合展開だった。
相手がエラーして点を取ってもあんまり嬉しくないってことも、よーくわかった。
相対的な勝利は違った。
投げて打って守って勝つ。
その絶対的な連動の美しさが見たかったんだな。
甲子園みたいなトーナメント方式(負けたらおしまい)ではない、
長いペナントレースとして見せる野球っていうのは、根本的に違う。
イチローがむかーし言っていたように、
ファンにとって、見るだけの価値がある選手になること。
たとえボロ負けしていても、打席に立ったその選手の、その一打席だけはどうしても気になるような、そんな存在感。振り向かせ方。
そういうことだなと改めて思った。
プロという言葉を掲げる限り、
「最後は個の力」っていうのは全く間違ってないと思う。
僕らはプロという部分にお金を払ってる。
選手は役者。役者は選手。


さ、世の中がCSや日本シリーズに突入する頃には、
僕は演劇のシーズンに突入する。
バーンとやろうと思ってます。バーンと。


フルタ丸の次作「パラレル」のチケット発売日は10月1日(火)やで。