娘の親友が現れた

奥さんが結婚式に出かけたので、
娘と2人きりで家にいた。
自室にこもって台本を書くことは許されないので、
夕暮れ時、娘と公園へ散歩に出かけた。


すると、娘の保育園の友達(Hちゃん)が現れた。
娘のテンションは一気にスパークした。
なぜなら、Hちゃんのことが好きで好きでたまらないのだ。
家に帰ってもHちゃんのことばかり話し、
保育園でもHちゃんとばかり一緒にいることが保母さんからのリークで分かっている。


そんなHちゃんの登場に狂喜乱舞しないわけない。
2人は砂場へ行ったり、すべり台をしたり、おおむね走り回っていた。


僕は娘が特定の友人と仲良くしている所を、
ほとんど見る機会がなかったので、新鮮だった。
二人がどんなことを話しているのか気になり、耳を傾けた。
なんかしゃべってた。
自分にどんなふうに友達ができたのか。もう憶えてない。
思い出せないが、たぶん、こうやっていたんだろう。


公園にはHちゃんのお父さんもいた。
保育園で見かけたことはあっても、
ほぼ初めての対面。
立ち話。
新鮮だ。
娘の友人の親と世間話。なんだこれ。


しかし、公園を出ていく時、Hちゃんの三輪車を巡って喧嘩が勃発。
娘がなぜか三輪車の所有権を主張した。まちがっとる。
せっかくいい感じだったのに、なんという泥試合の結末。
反省だ。娘と一緒に反省。