夏休暇、一週間を経て

プロデュース公演「嘘をついた下北沢」が終わったのが1週間前。
もうずいぶん前のことのように思えてならない。
というのも、「フルカラーの夏」の台本について悶々と考えてばかりで全く書き出せず、8月1日を迎えたからでした。
気付いたらフルタ丸で海に行ってたり、娘を近所のお祭りに連れて行ってたりして、
さすがに、5日からの稽古初日に間に合うのか?と自分でもよくわからず。
が、気付いたら書き始めていて、そこからよくわからない時間軸に突入していった。
ずっと事務所で書いていて、朝が来て、それはまぎれもない夏の朝でした。
あー僕はこんな朝を書きたいと思ったんだ。
と、妙に感動しつつ、サンダルを履いて下北沢の松屋に朝ごはん食いに行って、帰って書き続けて、気付いたら完成してました。


書く前に決めていたことは、「嘘をついた下北沢」が終わって
1週間のフルタ丸夏休暇(稽古や本番がない期間)で書くということ。
夏の話を、夏の凝縮した時間に、最大限の集中力を持って一気に書き上げるということでした。
スピード。このスピードこそが作品に影響するんじゃないか、ということ。
中島らもが処女小説「頭の中がカユいんだ」を3日間で書いたこと。
山下達郎が「クリスマスイブ」を10分くらいで歌詞とメロディができたこと。
僕はスピードの中でしか生まれないものがあると思っている。
僕もそれを証明したいと思った、この作品で。


「フルカラーの夏」の特設ページできたよ。
http://furutamaru.com/60minutes2/top2.html
どうかチェック下さい!


さて、始まる。
みんな、お越し下さい。
岐阜に、東京に。
この作品を、この夏に、目撃あれ。


稽古日誌も書くんで、
ツアー中のことも書いていくんで、
読んで下さい。
http://blog.furutamaru.com/?cid=42776