あこがれ

人間って、20歳前後で憧れた誰かに、
なんだかんだで、ずっと憧れていくのかもしれない。


発売中の「クイックジャパン」。
コラムを書かせてもらっているので、見本誌が毎号届く。
面白くって仕事を中断して読んでいた。


ダウンタウン特集だ。


ダウンタウンのインタビューもイイんだけど、ダウンタウンを取り巻く色んな人、若手芸人、スタッフが語るダウンタウンがまたイイ。
彼らの憧れた先に、芸人という人生だったりがあったんだなーと。
僕もダウンタウンは好きだったけど、
芸人になろうとか、いつか一緒に仕事したいとか考えたことない。
だから、あこがれではなく一ファンだったに過ぎない。
あこがれは、もっと本気だし、強烈だし、ソワソワするし、自分の人生に割り込んでくる存在だ。
だから引っ張られるね、引力がある。


今、ちょうど三谷幸喜「監督だもの」を読んでいる。
映画監督の日々をインタビュー形式で追いかけたインタビュー集だ。
これもイイ。
手探りで映画に向き合う三谷幸喜の言葉は、どこか若い。
達観も何もしてない。むしろ、迷いながら作っている。
そこが良かった。親近感とも違う。正直さに才能を感じた。
受け取るものがいっぱいある。
あーまだ憧れてるんだな。
自分にも憧れた人がいたということが嬉しくなった。