2歳

娘が2歳になった。そう、誕生日。


午前中、近所のケーキ屋で誕生日ケーキを買って、軽く形だけのバースデイ。
すぐに家を出て、事務所で作業して、上野でフルタ丸の衣装探して、藤沢に移動してラジオ喋って
帰宅すると、23時半で娘はもう寝ていた。
僕はデパートの紙袋に入ったプレゼントを握りしめて帰った。
娘が起きている可能性は限りなくゼロだったわけだけど、
誕生日に、娘に渡すことは叶わなかった。
ロクな父親じゃねぇな。
すこし凹んだ。


2年前の今日を思い出した。
生まれたなぁ。
あの日。
セミがうるさく、テレビでは熱闘甲子園がやってた。
まるで今日みたいな日だった。
奥さんは病院にいて、
僕は全く落ち着かない時間を過ごしてた。
そして、夕暮れ時に産声と共に生まれた。
世界に飛び出してきた。
そこから彼女の人生は転がり始め、
彼女を主人公にした彼女の物語が進行し、
そこに登場する僕は脇役で。
それでよくて、それがよくて。
娘を応援したいなぁ。
漠然とそう思った。


さてと、
フルタ丸のことやります。
明日も稽古。