四ツ谷会議
昨日、劇団の制作会議があって、四ツ谷にいた。
東京に住んで11年。
その間、四ツ谷で降りたことは2回目ぐらい。
これまでの僕には、ほとんど用がなかった街だ。
けど、いいね。
駅を出た所の雰囲気とか。
不倫相手でもいたら、ここで待ち合わせしたい。
いないが。
さて、劇団のことを。
次回公演は、公演期間が倍に延びて公演規模が大きくなる。
もはや、これまでのやり方では通用しない所も増えてきそうな匂いがプンプンするってことで、
制作スタッフの体制強化に乗り出したんである。
ある優秀な学生とめぐり合うことできて、良い感じである。
そんな会議をジョナサンっていうファミレスでやっていた。
会議しててふと思った。
目の前には、制作の和田と大作がいた。
二人とも後輩だ。
大学の後輩。
僕が4年生の時の1年生。
フルタ丸ってのは、2年と3年が全くいないで、4年生と1年生だけのサークルだった。
そう思えば長い。
しかも、和田にいたっては、第4回公演をスタッフとして手伝ってくれているので、
今のフルタ丸に関わる全スタッフの中でもかなりの古参。
一方の大作は第6回公演「世界鉄道」と第7回公演「まぼぐま」に役者として参加したことからフルタ歴が始まる。
とくに「世界鉄道」。
この2人と「世界鉄道」という無茶苦茶な作品を一緒に創った。
全員があの瞬間、同じステージ上にいた。
という事実は大きい。
僕は「世界鉄道」という作品で、
その頃、24歳だったのかな
どうしても見たかったある景色を見ることができた。
それは上手く言葉では説明がつかない「虹」のようなものでした。
あの虹は、あれ以来見れてない。
もう一回ぐらい見ても罰はあたらねぇと思うんだけどさ、
和田っち、大作よ、どう思う?