ころがる白球

白球を追いかける高校球児たちを『熱闘甲子園』で観る季節が到来した。
甲子園が終わる2週間後ぐらいまでの23時〜23時半は、
たぶんフルタは電話に出ません。あしからず。


高校野球が好きな理由は、何と言っても高校球児たちの鮮度にある。
県を勝ち抜いて代表校になって出てきても、負けたらすぐそこで終了。
あっという間に「甲子園に出場している選手」から「かつて甲子園に出たことがある人」になってしまう。
そこで野球を辞める人もいる。
数時間前までは甲子園で優勝を目指していたのに、一気にその階段を降りてしまう。
言葉は陳腐だが、時の人から一般人になる。


僕は、そこが大好きなんである。


あのスターマリオ感。輝く一瞬。かけぬけようとする一瞬。
スターマリオは永遠にスターマリオではいられない。
終わる瞬間、終わった後にこそ情緒がある。
人間らしさが出る。


そこを映すのが上手いのが『熱闘甲子園』。
上手いなんてもんじゃない、上手すぎるんだ。
盛り込まれる「強引なドラマ性」含め、すばらしい。


オレ、毎年、熱闘甲子園の良さを語っている気がする。
1年前とか2年前とかの日記、なんだか怖くて読み返せないけど。
まーいいじゃないの。


熱闘甲子園のスタッフの皆さん、毎日かなり大変だと思いますが頑張ってください。