物語の吐き出し口

9月の特別公演と12月の本公演。


黙っていてもやってくる。


「物語っぽいもの」ではなく「物語りたいもの」をいかに見つけるか。
それをフルタ丸による演劇にいかに落とし込むか。
毎回、そこが自分の中の勝負であり、公演の明暗を分ける。


なので、心が休まらない。
そろそろスイッチが入ってしまうかと思うとビクビクしている。


「物語」には絶対量があると思っている。
一方、「物語っぽい」ものは無限だ、きっとなんぼでも書ける。
けど、それはつまらないと思っている。


自分の中の物語のはけ口、吐き出し口を鋭角にして、
樹液がぽたりぽたりと落ちる受け皿にフルタ丸がある。



明日から少しだけ帰省する。
祖父の四九日だ。