プールとオレ

密かに進行していた「スポーツジムに通うよ、オレ」計画が、頓挫していた。
そして、今日から区営のプールに通い始めた。


通うという言葉は言い過ぎた。
だって、まだ1回だから。


けど、驚いた。
何にって、プールの豪華さにだ。
近所の千歳温水プールに行ったのだが、
たぶん多額の税金で作ったであろう立派なプールだった。
50メートルのメインプールがドーンとあり、小さなプールもドーン、ドーン、ドーン。何個もある。
そして、ジャグジーもドーン!
テラスがドーン!!
太陽がギラついていた。


僕の興奮をドーンに込めたので、くみ取ってほしい。


とかく、良いプールだった。
1時間泳いでもたった200円という激安ぶりにも目ん玉をまん丸にした。


スポーツジムに入らなくて良かった。
俺はこのプールと心中する覚悟はできている。
そして、通うのだ。
通って泳ぎまくるのだ。
高らかに宣言しておこう。


泳いでみて、体力がなくなっていることにも気付いた。
ショックではあるが、そんな自分でやっていくしかない。


北島康介のイメージで泳いでいることだけは白状しておく。


「ちょーきもちいい」


これを言いたい。