離乳食
結構前から娘が離乳食を食べている。
僕はまだ食べさせたことがない。
イクメンってやつですか、僕はそのメンから遠いのかもしれない。
でも、奥さんが与えているさまは横目でチラチラ見てはいる。
戦場であり惨劇だ。
娘はヨダレかけ(上流階級ではスタイと呼ぶ)もとい、スタイを身につけてはいるが、
ボロボロこぼす。
こぼした揚句に、たまに手でむーーーーんと握って、その手でところかまわず触りまくる。
あわわわわ。
じつに大変そうだ。
そして、そんな離乳食からイイ匂いでもすれば別だが、
ほぼ無味のだいたい「すりおろした何か」だ。
入院して、こんなものが夕飯に出るようになったら、僕は末期の何かだと悟るしかなく、
たぶん病院を飛び出して、吉野家で牛丼食いながら死ぬ方を選ぶ。
離乳食の形状は、なんかゲロみたいにドロドロしている。
それを美味そうに食う。
まじかよ…。
僕は驚いてばっかりだ。