認め合うとき、美学

娘がむにゃむにゃした言葉を放つようになってしばらくが経つ。
まだ何を言おうとしているのかはさっぱり分からないが、生物が言葉を覚えようとしている過渡期を見ているのは初めてで楽しい。
これはとんでもない瞬間に立ち会っているような気がしてくる。
生物って人間っておもしろい所だらけだ。


そんな娘を抱えながらバラエティばかり見ている。
録画を駆使したりして、
それなりに見まくってしまう。
自分がバラエティの何が好きなのか考えてみた。


番組によっておもしろいポイントはたくさんあるのだろうけど、
かなりざっくり要約すると、


お笑い芸人が、
他のお笑い芸人が喋ったことでウケて笑っている様を見るのが、
どうにもたまらない。


ということだ。


笑いの第一線で闘っている者同士が、
お互いを認め合う格好良さとも言い換えられる。


認め合うことが難しいことはよく知っている。
ライバル関係であれば尚更、自分に余裕がなければ尚更。
なかなか素直になれないクソプライドを抱えた複雑骨折ロンリーハート
よくわからないプライドが邪魔をしまくる時がある。


だからか、
ひな壇にいる芸人さんたちが腹を抱えて笑っている様を見ると妙に安心する。
あんな関係性の中で仕事をするのが一番楽しいんだろうなと思う。
レベルの高い世界での競い合いはそれだけでたまんないだろうしね。
それはどの世界でも同じだ。