うんこメール

娘が離乳食を始めるようになってから、
うんこがあまり出なくなった。


これが心配の種。


娘は平然とした顔をしているけど、お腹がパンパンだ。
2、3日出なかったりする。
持ち上げても、心なしか体が重い。


やがて、うんこがしたいけど出ない状態が続くと娘は泣きだす。
闘っているのだ。
うんこをするために泣いて闘う。
大人であれば、完全にドン引きされうる状態だ。
そんな闘いに勝った所で、全く褒められたものじゃない。
しかし、赤ん坊という生き物は別だ。
赤ん坊という名のもとに色々なことが許されている。
ということを実感する毎日。


今日も近所のカフェで仕事していたら、家の奥さんからメールが入る。


「うんこが出た」という情報だった。


大人になって「うんこが出た」という情報がやりとりされるとき、
それは十中八九「うんこを漏らした時」に他ならない。
報告ではなく助けを求めるメールになるだろう。


しかし、赤ん坊のそれはガッツポーズで迎え入れられた。


こうしている今も、うんこが出たことを知らせる「うんこメール」が、
世界中でそれなりの数やりとりされているのではないかと思う。


思いのほか、
汚い話になってしまった。
一応、謝る。
ごめんなさい。