娘割引

思い出したかのように劇場の「しもきた空間リバティ」へ行った。
3月に一日だけ特別公演をやるのだが、そのための本予約。
演劇は劇場との契約書みたいなものを交わしながら本番を迎えるという実にジェントルマンな芸術表現だ。
下品な言葉や時には血も飛び交うが、根はみんなジェントルマンなんだ。


勝手知ったる多賀谷さんという小屋主さんと駄弁りながら手続きを進めていると


「チビちゃん、何歳になったんだ?」


と、突然聞かれた。
娘の話になり誘拐でもされるのかと思っていたら、なんと劇場費を安くしてくれた。


なんと気前がいいのか、そして、なんといい加減なのか。
そこが最高に愛しくもたまらない。


金の話で思い出したが、
僕は元々どんぶり勘定っていうやつが好きで、フルタ丸の予算もずっとどんぶりでやってた時期があった。
どんぶりにはどんぶりの良さがある。
現実を無視して、勢いに乗っかれることだ。
その時はホントどうかしていて「1000円以下の硬貨は金じゃねぇ」と思っていた。
別に金持ちだったわけじゃない。
むしろない。でも、どこかおかしくなっていた。
当然、赤字です。
血税血税で、麻痺してました。


でも、その先に線路はもうなくて、破滅が口を開けて待っていた。
それに気づいてから、
僕は予算を相当厳しく管理するようになった。10円単位で切りつめていきたいのさ。


毎度のことながら話はそれてしまったが、
劇場費が安くなったわけだ。


フツーはねぇっすよ、そんなこと、下北沢で。
多賀谷さんありがとうございます。
ってことで、3月の公演がんばりますん。



今日の事務所は寒すぎた。
室内なのか室外なのか、僕の視力が弱ければきっと分からなかったかもしれない。

夜、そんな事務所に星野が来て「とある撮影」をした。
急に敢行。
どうなるんでしょうか。
完成したら、皆さんにもお伝えするんで必ず見てください。見てくれないと嫌です。


今日もフルタ丸のことを考えている内に眠くなってきました。
3月の特別公演のこともそうだし、
7月の本公演のことも色々と現実的に考え始めてます。


あ、このブログ、左のサイドバーをちょっとイジりました。
「公演予定」の欄を作ったりしてみた。
今後、ここでフルタ丸の動きとか確認して下さい。
何か増えれば書きこむんで。むしろ、増やしていきたいんで。


では、
風呂入って、映画でも見ます。