目の前の御褒美

劇団の形は変化する。
時と共に、人と共に。
それが良い所だと思う。
変わるからいいのだと思う。
フルタ丸もずっと変わり続けている。
確かに変わらない、変われない部分もあるだろうけど、まーどこかしらは毎公演ごとに変わっている。
それを感じる。
今回も感じた。
小屋入り前の稽古が終わった。
もう8年も演劇やってんのに、この最後の稽古を終えた時の
不安と身の引き締まる感じと緊張感とそわそわする気持ちと打ち上げのイメージと楽屋での談笑と…
あげていけばきりのないこの感じ。
なんつーか、この感じは
ぜんぜん変わらない。


年を重ねて20年ぐらい続けても変わらない気がする。
まだまだ飽きてないんだなと思う。


メンバーも、それぞれに少しずつ忙しくなってきている。
僕も色々とやるようになったこともあり、なんだかせわしない。
公演に集中できないジレンマはあったが、
そこはなんとか乗り越えたと思っている。


でも、みんな、もっと忙しくなってくれいと思う。
みんなのやりたいこと狙っていることで、クソ忙しくなってほしい。
僕もがんばって忙しくなるから。
忙しいことは悪い事じゃない、ありがたいことだ。
一つでも世に出る足掛かりを、僕は狙いたいんで。


で、
メンバーが僕が戻る場所として劇団がある。
全てが劇団につながればいいのだが、そうでもないこともある。
ま、それもいいじゃないすか。
いつかは一つになるはず。
それを信じている。


明日の稽古は休み。
久しぶりに皆と会わない日になりそう。
仕事をガツガツやっつけてやろうとおもっている。
原稿、片っ端から書いてやろうとおもっている。
もう、ぐわ−ーーーって。


あわやよくば、明日の夜は温泉に浸かってマッサージに行きたい。
小屋入り前日の御褒美として。
実現なるか?