深夜の家族会議

今後の自分の身の振りというか、活動の方向性をずっと考えていた。
昨年読み返した「スラムダンク」で「流川」でも「三井」でもなく「ゴリ」の姿に感動した自分がいたのだが、結局はそうゆうことなのだ。
あのゴリの高校1年生からの姿勢こそ、すべてだと思う。
家族がいるので家族会議を深夜にやった。
ま、家族といっても現段階で喋れるのは奥さんだけだが。
色んな人に迷惑をかけて生きてきた。家族にも友人にも知人にも。
ぼくの29歳はあと7カ月だ。
29歳の自分に期待しながら生きて来た。
僕が「29歳」にこだわっていた理由は実はある。
10代の時に『29歳のクリスマス』を見たからじゃなかった。
浪人生活が終わって、そろそろ東京に向かう準備しようって思っていた頃か。
岐阜県美濃市にある僕の部屋で、その時に思っていたこと。
僕が抱いた、最初の憧れ。
大学に入学して、最初に友達になった「じむ」に話したこと。
4月だったこと。
桜が咲いていたこと。
学食で僕もじむもうどんを注文して食べたこと。
19歳だったこと。
あれから10年後の自分。
それを叶えるのが29歳という年齢だった。
後7カ月、全力で走りたい。