気を許せ、まずはそれからだ

公演前のこれぐらいの時期って、なんとも言えない感じである。
本番まで1週間余分に欲しい気もするし、ちょうどイイような気もする。
ショーマストゴーオンなので、結局は初日が来ればどんな状態であろうと劇場の幕は開く。
とにかく気だけは抜けない。
そして、他の仕事が手に付かない。
やろうやろうと思っても、公演以外のことを考えていると急に不安になってくる。
公演が良くなるように何か知恵を絞るべきではないか。
公演以外のことを考えている自分をどこかで自分が許せないのかもしれない。
真面目か!俺は!
なんでなんでしょうね。全く。自分が嫌になってしまう。


そんな僕がこの時期に心を許せるのは、たこ焼ぐらいでしょう。
今日も稽古前に自分に気合を入れるべく、足は下北沢の銀だこへと向かっていた。
「夏休み期間限定!」という、大人にとってはすごくあいまいな限定で発売された「焼きチーズカレーたこ焼」。
ははーん、そう来たかと。
僕は銀だこのこの攻めるアグレッシブさが嫌いじゃない。
どんなもんだいと思って食べましたよ。
まーねぇー、1つ目を食べた瞬間に、あと20個食えると思いました。
これはもう「たこ焼」とかじゃないな。
「焼かれたチーズの下にカレーがあってその下にたこ焼がある食べ物」だ。
三位一体の美味さは、モーレツに酒が欲しくなった。
小屋入りしたら食いに来よう。
皆さんもお試しあれ。