ガッキーナの存在

どうしても「踊る大捜査線3」を見ようと思い朝一でしか行けないと思い新百合ヶ丘の映画館へ行った。
がらんがらんでした。
公開3日目だが、土地柄か月曜だからか、9時20分だからか、客ほとんどいなかったのでゆったりと観賞。
映画はかなり残念なことになっていたと僕は思う。内容はほとんど頭に残っていない。
このドラマが大好きだからこそ楽しみであったのに。
全体的に理屈が先行していたし、要所要所の小ネタ的な笑いも空回っていた。登場人物も多過ぎだ。あの中国人のキャラはなんだったんだろう…。お笑い要員だとしたら安易過ぎないか。好きだった分だけ、ナンボでも言いたいことが出てくる。僕も悔しい。悔しいなぁ。
ここからは、もう観た人に向けての質問ですが、
ラストの方で、織田裕二が犯人に向かって「前にどこかで会ったことがあるな」と言う所、意味わかりました?
僕は自称織田裕二マニアなのでもちろん分かりました。あのドラマの話ですよね、たぶん。あのドラマからもう15年ぐらい経ってるんじゃないか。


そんなことよりも僕の心にグサっと刺さったのが
映画『ハナミズキ』の予告編でした。
「泣けるラブストーリー」というキャッチコピーが出た瞬間、脳と体に拒絶反応が出たが、
大画面で見てる内に、ガッキーナのこと好きだったこともなかったのに、ガッキーナのことが気になってしょうがなくなっていました。
完全に落ちました。
映画館を出て、テレビ画面に流れている予告編を、29歳のおっさんはもう一度見上げてから帰りました。
僕は一人の女の子が大人になっていく物語に弱いんです。
薄々感じてましたが、それを今日確信しました。
セーラー服から始まって、大学生になって、OLやって、結婚する。
なんだろう泣いてしまう。

向井理くんのあのセリフ、ドキっとした。
これか、むかいり君の魅力は。おじさん、ようやく分かった。