奇跡を見せてあげよう

次回公演のための諸々の準備に明け暮れる。
1日が短い。
なんと短いのか。
公演本番に向けた準備をやり始めると時の流れのスピードが変わる。
その他にもやるべき仕事がわんこ蕎麦のように、僕の空いたお椀にポコっと入ってくる。
すぐに食うものもあれば、冷蔵庫に入れて後で食べようと思うものもある。
消費期限が迫ると焦る。
てんやわんや大暴走である。
でも、このスピードの中に身をひそめ、一つ一つを納得行く形で打ち返して行く喜びも確実にある。
そんなタームに突入したんだなぁと思う。
6月、7月、8月、これは色んな意味で僕にとって重要な3カ月になる。
負けられないんだ。
なんとしても勝ちたいんだ。


もうすぐワールドカップが始まる。
相変わらず気になっている。
日本は弱いから、別の強国で気になるチームを見つけてそのチームを応援するワールドカップにしようかと思ったが、
どこも別に好きじゃないことにも気付いた。外国の選手だって全く知らない。ドブロクかドクロベエか、あんな選手の名前も初めて聞いたしね。


弱い日本。
3連敗すると思われている日本。
まるで自分じゃないか。
僕の人生じゃないか。
いつだって逆転を狙っているじゃないか。
底辺からの逆転。
僕はど直球で日本を応援しよう。
それ以外の楽しみは求めない。


日本代表の選手たちは30代前後が中心だ。
僕は29歳になった。
僕の同世代・同級生が出場する最後のワールドカップでもある。
4年後の代表は皆年下な可能性が高い。
そうゆう意味でも感慨深い。
負けたくないよな。うん、奇跡は起こるためにあるってことを証明してほしい。僕もなんとか証明しようと思っているんだ。