長野述懐記

明け方の5時半には着いた。
2時に出発したからたったの3時間半で、もう長野さ。
長野は雪がまだまだ堆く残っていて、結局夕刻からは吹雪になった。
まるで冬の天気。
東京じゃあ、桜が咲いてるっていうのに。


長野に滞在していた神田さんと合流。
仮眠を取って、朝ごはんを食べて、スキー場へ向かった。


まー広大なスキー場を滑ってきました。
僕はファンスキーという短いスキーをやった。
久しぶりのせいか足が半端なく痛くて、ずっと「足が痛い足が痛い」と呪詛のように繰り返す始末。
神田さんはスキー、梶さんはスノボー。痛いながらもワイワイ滑ってました。
そんなスキー場での模様は、現場で軽くラジオも録って来たので、今週の「らぶ&MUSIC」で流れると思います。
先に言っておきますが、僕のテンションは低いですよ。理由はお腹がすいていたり、足が痛かったり、ぜぇぜぇと疲れていたから。
でも、振り絞ってます。たぶん。


雪がだんだん降り始めて、夕方にはスキー場を後にした。


スキー場といえば温泉。
露天風呂に浸かり、雪が降るのを眺めた。
「極楽」とはまさにこのことだなと思った。
スキーをして疲れて温泉に入って癒される。
ならば最初からスキーをしなけりゃ疲れなかったし=温泉に入らなくても良かったという逆説が成り立ちそうだが、
そうゆうもんじゃないんだよなぁとしみじみ思った。
年を取ると、やった後は必ず疲れることが予想される。
子供の頃はそんなふうに考えなかったけど、大人になればやる前から多くの結果が分かってる。
それでもやる。で、案の定疲れる。それの繰り返しだ。
身体が動かなくなるまで、それの繰り返し。
それが人生でしょうか。



帰りにラーメン屋に入った。

白馬にあるラーメン屋。
どうやら、昨日、長澤まさみが来店したという話だった。


な、長澤まさみが!?


そうか、映画の撮影をしてるんだな。
『岳』という映画を撮っているというのを週刊誌で読んだ。
それにしてもこのニアミスが悔しい。
まさか長野の白馬という地でニアミスするとは思わなかった分、余計に悔しい。
ラーメン屋でそんな話で盛り上がる内に、この長野述懐記もおしまい。