守ってあげたい

少年メリケンサック』のエンディングソング、ねらわれた学園の『守ってあげたい』を何回も聴く。
ユーミンのカヴァーソング。
きっと何回も聴く理由はない。
ただ聴く。
何がいいのかまだ分かっていない。
でも何回も聴いてしまう。
家でも、事務所でも、移動中の電車でも聴いた。
夜、下北沢から渋谷へ向かう井の頭線で、窓越しに下北沢の街を見ていて、
歌詞とメロディがたぶん初めて一緒に懐に入り込んできた。
その瞬間、あーいい歌だなーって本当にそう思った。
音楽は、突然、理屈を超えて響いてくる。
今日は久しぶりにそれを味わった。


そのまま恵比寿の居酒屋へ行き、学生時代に在籍していた放送作家事務所の同期の二人と飲んだ。
色々と懐かしかった。あの頃、自分は二十歳だった。ずいぶん若かった。
それと同時に、もう若くはないと思った。