スマイル

浅野忠信とCHARAの娘の名は「すみれ」だったと記憶している。そして、アルファベットにすると「SMILE」、外国では「スマイル」と呼ばれるようにだったと思う。


今日、とある場所で、薬にも害にもならないような人畜無害の会話を聞いた。
僕はそれを側で聞いていて、イライラしたわけだ。
異性の関係ではない男と女の会話だった。お互いがお互いを妙に優しく扱おうとするがあまり、言葉尻も終始丁寧。嫌味にならない愛想笑いも忘れない。また、それがムカつくんだよ。
愛想笑いなんて、誰が心から得をするんだろう。
今日眠る前に「あー、あの時の愛想笑いが忘れられないぜ」なんてことにはならないのだ。
僕は、この世から愛想笑いがなくなってくれたら、どんなにいいかと思う。
愛想笑いの数だけ、本当の笑みは死んでいるような気がする。