発売化!

午前中、高田馬場の某会社へ。
無事に『あたらしく別館をつくろう!』のDVDを入稿した。
演劇は、やはりライブなので、それを映像化することに疑問を持っていた時期もあったが、ライブで面白い演劇は然るべき撮影と然るべき編集で、一本の作品になりえると考えが変わった。
映画や音楽が、DVDやCDとして持ち運べることに嫉妬心があった。いいなーっていうね。ちくしょうって。演劇は簡単に持ち運べないんだ。舞台セットはでかいし、照明のセッティングやら会場作りやら、とにかく大掛かりになってしまうから。けど、僕らもなんとかしたいっす。
「一度きりのはずのライブを記録する。そして、その記録をDVDとして販売する」ことに決めた。
そこには一瞬一瞬が閉じ込められている。
もう二度と戻っては来ない一瞬が。
演劇をやってると、まだ6年だけど、色んなことがあるよ。本当に色んなことが。メンバーやスタッフの脱退もあるし、その逆もある。でも、僕はそれでいいと思っている所もあるんだ。旗揚げ公演から、メンバーもスタッフもずっと同じで、第100回公演を迎える幸せもあるだろうけど、そんなのはつまらないとも思うから。目の前の公演をいつも最終回だと思ってやるようにしている。もうないのだと。「ありがとうございました!これでフルタ丸はおしまいです。僕も今後どうなるか分かりません。じゃあ!」そう思ってやっている。だから、その公演を限りにフルタ丸を離れる人間がいたとしても、それは全然おかしいことではないんだ。だって、一瞬だったんだ。公演という一瞬。それが終わっただけなんだよ。一瞬は永遠になるし、永遠は一瞬にもなる。その次をやりたいかやりたくないかは、その人の人生。僕はやりたい。フルタ丸に乗せて飛ばしたい何かがある。そう思っているからやっているだけだ。


昼から、ネットラジオの仕事へ行った。
以前やっていた某番組が、なんとCD化されることになり、その特典ラジオの収録。
構成とディレクション、両方をがっつりとやらせてもらった仕事。
それがまんま商品となって販売されることが嬉しい。かなり。
発売日が決まったら、また書きます。