語るべき夜と朝

昨日のラジオ『らぶ&MUSIC』。
局に到着すると、リスナーの方々から贈り物が届いていた。
フルタ丸の事務所開設のお祝いに、なんと「ポニョのタオル」を頂いた!(ポニョへの愛を公言して来てよかった)

こりゃあ、嬉しい。大切に使わせていただきます。


狛江に帰ってくると、高校時代の友人である、りゅうちゃんと合流した。
彼は、友人の結婚式のために、岐阜県から出てきたのだ。高校時代の友人と、未だに連絡を取り合うという仲は少ない。りゅうちゃんは、同じ大学に進学した唯一の同級生でもあった。

最近、頻繁に行くようになった狛江の焼酎BAR「後段」へ行き酒を飲んで家に泊まっていった。
高校のときの話や、東京での話。話すべきことはたくさんあった。かつて、村上春樹が『世界の終わりと〜』の小説を書いたときに、「僕には語るべき物語があり、語るべき言葉(文体)があることを確信した」と言っていたが、この確信は、会話にも必ずある。もう何回も語り合っているのに、また語り合ってしまうこと。
りゅうちゃんと必ず話すのが、「高校1年生の文化祭の準備中に、辻君がデロリアンのプラモデルを壊した」という話だ。辻君とは誰なのか、デロリアンのプラモデルとは何なのか、それだけ聞いても何のことなのか分からないと思うが、詳しく説明するつもりもない。
つまりは、そうゆうことだ。僕らしか面白くないことなのだ。
高校を卒業して9年。結局、そんなことしか記憶に残っていない。


今朝は、午前中から下北沢でソウに会った。普段は大阪在住のソウは、フルタ丸の「監修」という謎のポジションであるが、作品以外のことでも色々と相談する仲だ。頼りがいがある。話していて目の前の霧が晴れることは、今までにも何回もあった。次回公演『ガイライ魚』のことや、事務所のこと、話すべきことはたくさんあった。