深夜に思うこと

夕飯を食ってから眠ってしまっていた。しかし、0時ごろに目が覚めた。いや、正確には電話の音で目が覚めた。小一時間ほど、タナカソウと電話で話す。『ガイライ魚』のことを話した。前進。
電話を切ってからも頭がボーっとしていて思考がまとまらない。
ネットサーフィンを試みるが、深夜の荒波に転覆しそうになる。深夜のネットサーフィンは、こちら側の気分を滅入らせる何かがある。なぜだろう。ネットという膨大な情報量は不健康だ。感覚的にそんな感じがした。知らなくても生きていけることをわざわざ調べている間、僕はいったいどこへ向っているんだろうと疑心暗鬼になるのだ。その時間は何なのだ、と。それでも、この未曾有のパソコンボックスにしがみ付いている。中学や高校の頃には、ネットと向き合う時間なんて皆無だった。ゼロ時間。その間、僕は何をしていたんだろう。もっと明日のことを考えたり、もっと外をふらついていた気がする。
窓の外は暗い。朝まで、まだ時間がある。