隠れBAR

今夜も、藤沢で『らぶ&MUSIC』の生放送。
一緒に喋っている神田さんが、今、リュ・シウォンさんのライブツアーにコーラスとして参加していることもあって、リュ・シウォンさんファンの方からメールがたくさん届くようになった。実にありがたいことだ。
そういったリスナーの人にとって、神田さんは、もちろん勝手知ったる存在なのだが、果たして僕のことはどう思っているんだろうか。きっと「誰なんだ、アイツは!」って思っている人もいるだろう。「いったい誰だか分からない。けど、いる」。僕は昔から、そんなのが好きだ。

番組を4年もやってりゃ、色んなことがある。
うん、長くやることは大切だ。
長いものにはどんどん巻かれて行こう。



ラジオが終わって狛江に戻って来ると、23時過ぎ。
狛江駅の近くにある隠れBARへ行く。
中華料理屋と居酒屋の間に狭い通路があり、その突き当たりに、そのBARがある。
店の入口はこんな感じになっている。

ドアは木でできており、屈んで入る感じだ。
っていうか、一見、何なのかよく分からない。
このBARの存在は、よく行くマッサージ屋の院長先生が「古田さん、古田さん、実は狛江に…」と耳打ちするように教えてくれた。マッサージに行く度に教えてくるから、もう行こうと思ったのだ。
狛江には4年も住んでるし、実にせまい町だから、知らない店はないと思っていたのだが、そんなことはなかった。
狛江にワンダーランドが眠っていたのだ。


下北沢にワープしたかのような店内は10名も入ればせまい。
満員のカウンター席に強引に入り込み、焼酎を何かで割ったものとカレーを食う。
飲み食いしながら、隣のお客さんと狛江について語る。BARに来る人たちは、みんな馴れ馴れしかった。悪くない。