長野でやりたいボーイ

一泊二日で長野へ行って来た。書き掛けの台本が気がかりだったので、クソ重いノートパソコンをカバンにつっこんで家を出た。

昼頃に着いて、教えてもらった蕎麦屋でそばを食い、完全に満たされて近くのカフェに入った。するとオシャレな若い女性達が雰囲気良くランチを食べていた。なんだ、このあか抜けた雰囲気は。けど、ちゃんと地方特有のゆったりした時間も流れてる。この合わせ技に、長野良いぞと思い始めていた。
思い返せば、高校時代のスキー、友人の結婚式、大学時代の突然の逃亡やらで長野には度々来たことがある。けど、こんな昼間に長野駅の周辺をうろついたことが一回もない。歩けば歩くほど、この街の雰囲気がどこかに似てる気がしてくる。鎌倉だ。地元の人の日常と観光地っぽさがないまぜになっている感じが似ていた。

夕方から大学時代の友人達と会って、飲み屋を転々とする。色んな店に連れて行ってくれた。どこも一癖も二癖もある店ばかりで飯も酒も美味い。変人もいっぱいいた。


三軒目で友人らとの記念撮影。ぜんぜん上手く撮れない。その内の一枚、明らかな失敗のやつ。三人とも、目がキテなさ過ぎる。

でも、こんなんだったわと思う。フレームに収まってるだけマシだ。

今回は遊びに来たの半分、もう半分は彼らとの打ち合わせ。一人はこっちでテレビ局、もう一人は新聞社に勤めている。そんな友人たちの力を大いに借りながら企て始めた。そういう意味でも色んな人に会わせてもらった。どうなるか分からないが、どうにかしたい。目をつぶってる場合じゃない。

それはそうと、駅前に「りんごの木」があった。もう無くなってしまったが実家のケーキ屋も「りんごの木」だったが、こっちの「りんごの木」もケーキ屋。友人曰く、長野全域で幅を利かせてるという。完全に負けとるやないか。