けん玉中年

最近の心のよりどころとなっているのがけん玉。

事務所で台本書いたりしてる合間にやっている。
けん玉に「もしかめ」という技があって、それをひたすら繰り返す。
他の技をやろうとすらしてない。ずっと「もしかめ」。
おかげでだいぶできるようになった。当たり前だ「もしかめ」しかやってないのだから。
ふと、けん玉の目的はなんだろうと思った。
息抜きか?なら、こんな必死にやることはない。
今、僕は確実に「もしかめ」を上達したいという欲に駆られている。認めるしかない。
で、当然ながら、出来るようになった「もしかめ」を人に見せたい欲もあって、少々面倒なことになっている。
事務所に来るメンバーやスタッフの人に、さりげなくけん玉の存在を気付かせる。
「さいきん、けん玉やってるんだよねぇ」
この言葉を皮切りに、あくまでさりげなく「もしかめ」をやってみせる。
小気味いい木の音が事務所に鳴り響く。
褒めてもらえる。…嬉しい。という感じだ。

いったい俺は何をしてるんだ?という自問自答は常に。