食の境界線に立ち

最近、飲食店に入ると、店員の手つきと意識がどこを向いているかが気になって仕方なくなった。そんなもの考えずに食べたらええがな、というわけにもいかなくなってしまった。
というのも、先日、某チェーンうどん屋で、とてもがっかりすることがあった。おそらくそこには金輪際行かない。全国に幅を利かせるチェーン店だけど、どこにももう行かないだろうなと思う。信頼を失うのは一瞬だということが身に染みてわかった。
しかし、美味しいものと美味しくないもの、その境目はそこにしかないような気がした。今、自分にできうるベストを尽くし最高に美味しいものを食べさせたいという気持ちを僕は食べたい。最高の食材や調理器具ではない、その気持ちがおいしいということ。これは須らく自戒をこめて書いている。


夜、本多劇場で「ヨーロッパ企画」を観劇してからボーッと帰宅していたら、帰宅途中で久しぶりに知人の女優に遭遇。定食を食いながら彼女の近況を聞く。ばったり会うことが多く、その都度気になっていたので、聞けて良かった。それにしてもネタの宝庫のような人だった。