なぜこんなにねむくなる

地元の夜は本当に静かで、夜9時半すでに辺りは真っ暗だ。
真夜中にイヤフォンで好きな音楽を聴きながら熱唱しながら歩いている人もいない。東京ではたまにいる。ストレスの吐き出し方の作法が違うのかもしれない。上京する前まで、自分はどうやってストレスを吐き出していたのか思い出せない。いや、思い当たる節は一つあるけど、とても書けない。

そして、やたら眠い。こっちに来てからずっとねむい。なぜにこんなにねむくなるのか。


昼間、2ヶ月ぶりに地元の先輩の大地くんと会って、こっちでの諸々についてざっくばらんに語り合う。最初は演劇の話とかしていたはずが、最終的にドラゴンズの話になっていた。出てくる出てくる、ドラゴンズと自分史。その交わりと行き着く先。ファンの数だけ、話したいドラゴンズの話がある。こっちに帰って来ると、年齢関係なくドラゴンズという共通の話題でどれだけでも話していられる。野球の凄さは、そのあたりにある。話題が縦横無尽に広がってブラックボックスのように尽きない。


世代は違うけど、僕も大地くんもかつては同じ少年野球チームだったわけだけど、夏に飲む麦茶が一番美味しかったのは間違いなくあの頃。身体に不釣り合いな、大人用のデカい魔法瓶がなつかしい。



いくしやのかき氷と共に、そろそろ夏休みは終わりか。