古民家とクリームソーダ

大学時代の友人と会い、企画打ち合わせ。最近、この会合というか打ち合わせを下北沢でやる時は決まって、とある古民家カフェでやるようになった。僕らに古民家へのあこがれがあるわけでもなく、店内の広さとか落ち着いて話せるという理由から自然とここになった。

お互い、去年も頼んだはずのクリームソーダを注文し、今年と去年のクリームソーダの違いから雑談がスタート。この年になってクリームソーダの正しい食い方が分かって来た。あのアイスクリームって最初に全部食べちゃいけないんだね。生まれてこの方、ずっと最初にアイスを全部食べていたけど、その後はただのメロンソーダのジュースを飲んでいた。いやいや、メロンソーダクリーミーにするためにアイスを徐々に溶かしていかないと。溶かすことでドロッとしたジュースになる。あれがクリームソーダか。そんなことに気付いたのはここ最近。

友人と企画をもみ続ける中で、色々なことが見えて来た。モノを作る上で、気になること、対象へはもっと足を運ばないとダメだなということもその一つ。足を運んだものを物語に落とし込む時に、その場の空気までしっかりと封じ込められる。足を運ぶ、調査する。それがすごくモノを言うことに改めて気付いた35歳。次なる進展の一手を決めて、今日はお開き。