脱稿の朝

夕方頃、事務所を抜け出して、赤坂ブリッツでライブを見る。
ALのライブ。
3月に見て以来の2度目。
その間に1枚目のアルバムが発売されて、この一ヶ月間は本当に聞きまくっていた。
バンドと楽曲、その素晴らしさを堪能した。
音楽のライブは予習の表現だと改めて思った。
どれだけ楽曲を知った状態でライブに行けるか。
そこがまず大きい。
もちろん知らない曲、知らないバンドを初見で楽しむこともある。
けど、不利だ。
圧倒的に有利なのは、すでに知られている曲を目の前で演奏されることだ。
かと言って、別に答えあわせがしたいわけじゃない。
知った上で、音源と目の前で起きているライブの間にあるズレを楽しむ。
そのズレで興奮したり、がっかりしたりする。その一喜一憂。
完全に気持ちがハイになったまま事務所に戻った。
にんにく入りのタンメンを食ったからかもしれない。
ビッグマウス症候群」残りの台本を書いていたら、こんな時間だ。
いつもと同じように、下北沢の松屋で朝ごはんを食べた。
脱稿の朝はだいたい下痢。