新たな問題

日々、何かしら新たな問題がやってきて、それを解決しようとしている内にだいたい夜だ。
今日も新しいそれを2つくらい考えながら、仕事をしていた。
「日常」っていうのは、日に常と書くけれど、常だった試しがない。毎日が違う。


今日も今日とて「ビッグマウス症候群」の台本を書き進めていた。
書きながら気づくことがある。これも日々、気づく。書き出す前には分からなかったことが、書いているうちに気づく。「ここがダメだ」「ここをこうしなければ」といった、作品上の新たな問題も日々、出てくる。
書いたキャラクターから言われるように感じることもある。
「フルタさん、頑張って書いてるのは分かるんですが、私のセリフ、今のままじゃ説得力ないですよ」と。
「嗚呼、すいません!書き直します!」と、書き直す。
そんなことの繰り返しをしながら、物語はゴロゴロと転がるように後ろへ後ろへと進んでいく。